SQLとBI初心者がLookerの認定試験 LookML Developer Certificateを取得するまでにやったこと

SQLとBI初心者がLookerの認定試験 LookML Developer Certificateを取得するまでにやったこと

2度目で受かったんだけどね・・・。そう、1度目は落ちたんですよ・・・。
Clock Icon2020.05.08

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LookML Developer

Looker社の認定試験の一つで、LookMLによるデータを分析する環境を構築・運用する能力を証明する試験です。

弊社の玉井が先日、日本第一号の資格取得者となりました。

はじめに

タイトルにもあるとおり、SQL及びBIツール初心者の私がこの認定試験を合格するでにやったことをご紹介します。しかし、Lookerの各種トレーニングの受講などは、先ほどの玉井のブログで紹介されていることを私もやったので、LookerについてはどのようにLookerに慣れたのかや、公式ドキュメントの読み進め方をご紹介します。

私のスキル

SQL 2020年1月〜
Looker 2020年1月〜

BIがなんなのかさえわからなかったので、BIを調べることから始めました。(Business Intelligenceの略なんですよ〜程度の知識。)
前職でPythonのPandasを使っていたので、少しはSQLの理解に役立ったかな(そうだといいな)、というレベル感です。

やったこと

SQLの初心者本を終わらせたところで、Lookerを触り始めました。

SQL

2020年1月にSQLの勉強を始めました。以下、大変お世話になった書籍です。

最後の『達人に学ぶSQL徹底指南書』は私にはまだ早すぎました・・・。

あとはUdemyのPostgreSQLの講座(初級っぽいやつ)を受講しました。

Looker

Exploreからはじめよう

Lookerを触ったことがない方はまずExploreから触ることをお勧めします。Exploreというのはビジネスユーザーが欲しいデータを取り出したり、可視化したりする場所です。
まずはExploreで欲しいデータを取り出してみて、dimensionやmeasureというのがあるのか、選択した項目をもとにSQLが発生しているのかというのを実感します。

Generate Model from Database SchemaでProjectを触ってみよう

Lookerの開発はまずProjectを作ります。その際にデータベースにあるテーブルから、よろしく全てを作り出してくれるモードが、Generate Model from Database Schemaです。

このモードでProjectを作ると良くも悪くも全てのテーブルから要素を作り出して、何もしなくてもExploreが使える状態のProjectが出来上がります。

全て出来上がっているので、modelファイルやviewファイルがどのような役割を果たしているのかや、dimensionやmeasureをどのように定義するのかを知ることができます。

Blank ProjectでProjectをイチから構築してみよう

Blank Projectはその名の通り、プロジェクトという大枠以外は空っぽのProjectが出来上がります。

このモードで四苦八苦しながら、modelファイルに何を書けばデータベースとつながったりExploreができたりするのかや、viewファイルに何を書けばExploreにフィールドが表示されるのかを骨身に染みて知ることができます。

Generate Model from Database SchemaでProjectで作られているProjectを丸々写経するだけでもエラー連発でLookerのお作法を知ることができると思います。

Looker公式ドキュメント

冒頭にも書きましたが、私は最初の試験では合格することができず、2度目の受験で合格することができました。
1度目でも2度目でも受験対策は主に公式ドキュメントを見ながら実際に触ってみるだったのですが、2度の受験経験から落ちる読み方と受かる読み方をご紹介します。

落ちる読み方

ドキュメントの通りに書いてみて、実際に動いたら「よしっ」と思って次に行ってしまう。

受かる読み方

似たようなパラメータの役割をしっかり理解して、ユースケースに応じて適したパラメータを使えるようにしておく。

手前味噌ですが、私の以前のエントリがいい例なんです。(本当、宣伝みたいでかたじけない・・・。)

1度目受験時の私は、なぜ似たようなパラメータが用意されているのかを説明することができませんでした。
なんなら、似たようなパラメータがいっぱいあってややこしいなとすら思っていました。2度目の受験に向けては、ドキュメントを読んでいて、ユースケースの違いがはっきりしないパラメータは違いをはっきりさせられるまでドキュメントを読み込みました。

各種パラメータの用法要領を正しく理解し使用することで、Lookerはより快適に動きます。

あと、今のところ認定試験は英語のみの提供なので、ドキュメントも英語で読んでおくといいかもしれません。(私は慣れるために英語で全部読みました。)

じ...自慢しちゃおうかな・・・。
上記の読み方をした結果、Optimizationの正答率はなんと、100%でした〜〜。

試験の感想

各種トレーニングでも、その色は濃〜く出ているのですが、LookML開発者の使命はいかにuser friendlyな環境を構築するかにあると勝手に思っています。
そのため、認定試験でもより良い運用のための知識が多く問われます。

なので、私もこれから多くのユーザがどうしたらLookerを愛用してくれるのかを考えながら、開発道を極めます!!!

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